フラッシュ2022年7月15日
-
新型コロナ「アルパカ抗体」、変異株にも有効=京大など開発
by MITテクノロジーレビュー編集部 [MIT Technology Review Japan]京都大学と大阪大学、コグナノ(COGNANO)などの研究グループは、オミクロン株(B.1.1.529、BA 系統)などの新型コロナウイルスのすべての変異株に対して、既存の治療用抗体製剤よりも中和活性が高いナノボディ抗体を開発した。
ヒトに比べて抗体の大きさが10分の1程度のアルパカから抗体を作ることで、ヒト抗体では入り込めないスパイクタンパク質の深い溝に入って結合する抗体を開発することに成功した。アルパカ抗体が入り込む深い溝は、ウイルスの変異がほとんどない領域であり、さまざまな変異種に対応できるという。
研究成果は7月6日、コミュニケーションズ・バイオロジー(Communications Biology)誌にオンライン掲載された。研究グループは、今回開発した抗体よりもさらに中和活性が高い改変ナノボディ抗体を作成し、臨床応用を目指すとしている。
(笹田)
-
- 人気の記事ランキング
-
- Data from drones in Ukraine is fueling a new Wild West marketplace 戦場映像がAI訓練に、ウクライナ戦争が生んだ「新たな金脈」
- Promotion AI White Paper 2026 松尾・岩澤研協力『AI白書2026』発売、サブスク版も開始
- Batteries just broke another record in the US 米国のバッテリー導入が過去最高、データセンターも需要けん引
- Bill Gates says we’ve passed AI’s danger thresholds. Now what? 「人類はもう境界線越えた」 ビル・ゲイツがいま AIに警鐘を鳴らす理由
- This founder is teaching chips how to recycle (their energy) 捨てていた熱をリサイクル、31歳が挑むチップの再設計
