フラッシュ2024年4月10日
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宇宙
東大など提案の計測器がアルテミス計画に採択、月面に設置へ
by MITテクノロジーレビュー編集部 [MIT Technology Review Japan]東京大学、学習院大学、岡山理科大学、東北大学などの共同研究チームは、同チームが開発を進めている月面誘電率計測器(Lunar Dielectric Analyzer:LDA)が、米国宇宙局(NASA)の月探査計画「アルテミス」の宇宙飛行士持参の観測装置(Astronaut Deployment Instrument)に採択されたと発表した。この機器は月面で誘電率を直接測定する初めての試みであり、月の浅部地下の状況を推定し、月の氷など月資源の探査に役立つことが期待される。
LDAは月面の誘電率を計測する機器であり、宇宙飛行士により月面上に設置され、独立した小型基地のように月面で観測をする。月のレゴリス(岩石の表面をおおう軟らかい堆積層)の誘電率分布を測定することで、表面の土砂の密度(しめ固まり度合い)に関する情報を得ることができる。また、表面の温度変化に応じて、誘電率がどのように変化するかも併せて確認することで、月面に氷が存在しうるのか、という問いに関連した基礎科学的なデータを獲得できるという。
NASAが中心になって進めているアルテミス計画は、アポロ計画以来、半世紀ぶりに人類を月面に送るプロジェクト。有人飛行による地球と月周辺の往復を2025年9月以降に、有人月面着陸を2026年9月以降に予定している。NASAは宇宙飛行士が月面に展開する科学機器を世界中に公募し、3月27日朝(日本時間)に3つの機器を採択したと発表。LDAがそのうちの1つに選ばれた。
(中條)
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