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MIT、10の器官をつなぐ生体機能チップを開発 A body-on-a-chip strings together 10 model human organs

MIT、10の器官をつなぐ生体機能チップを開発

新しい生体機能チップは、研究者が実験動物を使うことなく、異なる種類の体内組織がどのように医薬品に反応するかを知る手助けとなる。

現行の生体機能チップ・システムは人間の異なる種類の細胞を培養して、そこに血流のように液体を流すというものである。たとえば、肺細胞が異なる条件にどのように反応するかを調べられる。

このほど、マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、10の器官の細胞を繋ぐより複雑な生体機能チップを開発をした。10の器官とは、肝臓、肺、腸、子宮内膜、脳、心臓、膵臓、腎臓、皮膚、骨格筋である。これによって、液体中の異なる化学物質に対し、それぞれの器官がどのように反応し干渉するか、実験が可能となる。

細胞が生存できる実験期間は最長4週間だ。すでにチームは、異なる器官が鎮痛剤にどのように反応するかの実験は終えている。人体にはまだほど遠いが、開発初期段階の医薬品に対する器官の反応実験に使えそうだ。

ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe] 2018.03.25, 8:29
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