フィットネス・アプリからまた情報漏えい、軍人もうっかり公開か
ポラール(Polar)のフィットネス・アプリ「フロー(Flow)」は、人々がどこに住み、どこで働いているかを知るのに使える機密情報を人目にさらしている。
オランダの新興メディア「デ・コレスポンデント(De Correspondent)」と調査報道を手がける「べリングキャット(Bellingcat)」によると、ポラールのアプリのデータを使って、軍関係者や諜報機関で働く人の身元、および自宅や職場の住所を特定できる可能性があるという。
調査員は、ポラール・ユーザーが共有するエクササイズ経路とオンライン検索のデータを組み合わせることで、オランダ、米国、その他の国の諜報機関で働く一部の人の名前と自宅の住所を特定。さらに、中東やアフリカ地域の軍事基地で働く軍人の名前や居場所を割り出したうえに、核施設や刑務所、その他の場所で働く人々の身元も特定できたという。
ポラールはアクティビティを追跡するマップ機能をオフラインにするとともに、追跡機能はアプリの初期設定でプライベート(非公開)に設定されていること、エクササイズ経路を公開したのはユーザー本人であること——を強調する声明を発表した。
テロリストなどの犯罪者らが、フィットネス・アプリのデータを使っている人を標的にしたり、機密施設を見つけたりできる可能性がある。今年初めには、ソーシャル・フィットネス・アプリ「ストラバ(Strava)」でも同様のリスクが研究者によって浮き彫りにされた。今回の件は、依然としてこうした問題に対する危機意識が欠如していることを示している。
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