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通話履歴の収集も判明、泥沼化するフェイスブック騒動 Cell-phone metadata worries are adding to the fallout from Facebook’s data scandal

通話履歴の収集も判明、泥沼化するフェイスブック騒動

人々は、フェイスブックが自分たちについて一体何を知っているのか疑念を抱いている。新たに、電話による通話とメッセージに関するデータを収集していることが判明し、フェイスブックの巨大なデータ・スキャンダルは一層ひどいものになる様相を呈してきた。

ユーザーらの報告によると、フェイスブックはAndroidデバイス上の通話およびメッセージについての履歴データを収集している。フェイスブックが保有していた個人データから明らかだという。

フェイスブックは、履歴データは「オプトイン機能の一部」であり、「このデータを販売することは決してなく、通話とメッセージの内容は収集していません」と主張している。

だが、同社の声明を聞いて安心するユーザーは少ないかもしれない。ロイター通信とイプソス(Ipsos)による世論調査によると、フェイスブックが米国のプライバシー法に従っていることを信頼すると回答した米国人は41%だけだった。消費者は自分のデータに価値があることに気づき始めているのかもしれない。そしてこのことは、フェイスブックのビジネス・モデルを支える広告市場をひっくり返しかねない。

法規制の導入に関しては、技術分野の有名人たちがフェイスブックの幹部に同調している。アップルのティム・クックCEO(最高経営責任者)は、ユーザーのデータの扱い方について「大規模で徹底した変更が必要です」 と述べている。

法規制を導入するにせよ、しないにせよ、官僚による作業は今も進行中だ。米国連邦取引委員会(FTC)は3月26日、「フェイスブックのプライバシー慣行に関して相当な懸念が生じているとの最近の報道を、極めて真剣に受け止めています。これらの慣行に対する公正な非公開調査を実施しています」と説明した

ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe] 2018.03.28, 10:54
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