KADOKAWA Technology Review
×
「Innovators Under 35 Japan」2024年度候補者募集中!

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

フェイスブックがFTCの制裁金に備え、最大50億ドルを費用計上
Associated Press
Facebook expects to be fined up to $5 billion over privacy scandals

フェイスブックがFTCの制裁金に備え、最大50億ドルを費用計上

米国連邦取引委員会(FTC)がテック企業から徴収する制裁金としては過去最高額になりそうだ。

フェイスブックは今年の第1四半期決算で、FTCの調査に関連して30億~50億ドルの準備金を計上した。

FTCはケンブリッジ・アナリティカの事件など、いくつかの問題をめぐりフェイスブックを調査しており、2011年に締結したプライバシー慣行の改善に関する協定に違反したと主張している。両者は数カ月に渡って協議を続けているものの、いつ同意に達するかは不明だ。

ほとんどの人にとって(FTCにとっても)30億~50億ドルというのは途方もない金額だ。しかし、年間560億ドルの収入があるフェイスブックにとっては、単なる事業上の経費として計上できるのかもしれない。

もし米国議員が本当にフェイスブックに商習慣を変えさせたいなら、新たなプライバシー法やデータ法の施行、あるいはフェイスブックの分割・解体を求めるといった方法が検討できる。

シャーロット・ジー [Charlotte Jee] 2019.04.27, 14:44
日本発「世界を変える」U35イノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。2024年も候補者の募集を開始しました。 世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を随時発信中。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る