KADOKAWA Technology Review
×
【9/30締切】新規購読料15%オフ
キャンペーン実施中。詳しくはこちら。

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

フェイスブック、規約変更でGDPRの影響範囲を大幅縮小か
Facebook / Jamie Condliffe
Facebook still wants to gobble up your data

フェイスブック、規約変更でGDPRの影響範囲を大幅縮小か

フェイスブックはユーザーのプライバシーの取り扱い方を改善しようとしているというが、個人データが流れ込む「谷」のようなビジネスモデルの180度の方針転換は期待しないほうがいい。

米国とカナダを除くすべてのフェイスブック・ユーザーは、アイルランドにあるフェイスブック本社とサービス利用契約を結んでいる。そのため、米国とカナダを除くすべてのユーザーは、本来なら欧州連合(EU)の新たなGDPR(一般データ保護規則)の下で、個人データの保護が強化されることになるはずだ。

だが、ロイター通信によると、フェイスブックは欧州のユーザーだけがGDPRの対象となるように利用規約を変更するという。そうなれば、EU加盟国以外のユーザーはEUに比べてゆるい米国のプライバシー法で管理されることになる。

フェイスブックは「居住場所に関わらずすべてのユーザー」を対象に、 GDPRに準拠する新たなプライバシー保護対策を実施すると発表した。まずは欧州から始め、その後それ以外の国々へ拡張する。

とはいえ、新たなプライバシー保護対策でフェイスブックは、EU加盟国以外で米国、カナダを除いた15億人のユーザーに対しても、 EUとは異なる方法でデータを取り扱うことが可能になる。それはとりもなおさず、EU加盟国以外のユーザーは法的な拠り所が縮小されることを意味する。

元フェイスブックの従業員サンディ・パラキラスは、プライバシー保護に関する問題をめぐってフェイスブックに警告を発していた。パラキラスはワイアードの取材に対して、 GDPRに準拠するフェイスブックの新たなプライバシー設定ページは、「ユーザーをフェイスブックの思惑通りに操るもの」、すなわちデータを引き渡すことが狙いだと述べた

フェイスブックはデータが命だ。それをすべて手放すようなことはしないだろう。

ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe] 2018.04.24, 5:58
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.1/Autumn 2020
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.1/Autumn 2020AI Issue

技術動向から社会実装の先進事例、倫理・ガバナンスまで、
AI戦略の2020年代のあたらしい指針。

詳細を見る
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
マガジン刊行記念 15%OFF
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る