フェデックスが無人牽引車を導入、25人分の仕事が消える
フェデックス(FedEx)の配送センターでは、機械が直接、人間に取って代わっている。だからといって、倉庫で働く人間がすぐに解雇されるわけではない。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、フェデックスはノースカロライナ州の貨物ステーションに5台の自律型牽引車(ターレットトラック)を導入した。同社が大きな期待を寄せる自動化の一環で、大きくて不規則な形の荷物を動かすのに使っている。牽引車は小さな車両で、通常は人間が運転して、車輪のついた大きなかごを引っ張っている。
ロボット牽引車は、自律自動車の一種であり、レーザー光線とカメラを使って障害物を避けて進む。荷物を取り扱う人が無人牽引車のトレーラーに荷物を積み終えてボタンを押すと、倉庫内の目的地に向かって走る。
この倉庫ではそのうち、ロボット牽引車が運転手25人に取って代わる予定だ。だが、フェデックスは毎年、100人分の職務を倉庫に追加している。手先の器用さが必要な仕事が非常にたくさんあるので、全体として雇用への影響はないという。だが、倉庫ロボットの性能が向上すれば、人間の役割は今後、変化する可能性はある。
- 参照元: NYT
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