
元グーグル幹部の自動運転技術企業、VWと現代自にソフト提供へ
自動運転テクノロジーの分野で最も名の通った人物によって創業されたスタートアップ企業「オーロラ(Aurora)」は、自動車業界の主要メーカーにロボット技術を提供する大型契約を結んだ。
ブルームバーグによると、オーロラはフォルクスワーゲン(VW)とヒュンダイ(現代自動車:Hyundai)に対して「従来型のクルマに自動運転用ソフトウェアとシステムを供給する」という。これは目新しいアイデアではないが(「自動運転は自社開発するべきか、テック企業の部品を買うべきか?」参照)、オーロラには計画の実現に向けて競合を身震いさせる要素がある。
それは、人的リソースが充実していることだ。オーロラはクリス・ウルムソンによって創設された。ウルムソンはグーグルの自動運転部門の技師長を2016年に退社するまで務めていた。さらに、スタッフ70人の中には、テスラ(Tesla)の元自動運転主任であるスターリング・アンダーソン、ウーバー(Uber)の無人乗用車チームの創業メンバーであるドゥルー・バグネルといった、素晴らしい経歴のある人物もいる。
オーロラとVWは、無人バスと配達車両を開発に取り組む。ヒュンダイとは燃料電池を使った自律自動車開発の支援をするが、まだ詳細は明らかになっていない。
- 参照元: Bloomberg
