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世界初、「はやぶさ2」の探査ロボ2台が小惑星着陸へ分離
Jaxa
Japan is about to land two rovers on the surface of an asteroid

世界初、「はやぶさ2」の探査ロボ2台が小惑星着陸へ分離

タッチダウンが計画通り進めば、この2台が小惑星の表面に着陸した世界初の探査ロボットとなる。

2014年に大きさ約900メートルの小惑星リュウグウへのミッションに旅立った探査機「はやぶさ2」は、2018年6月についに目的地に到着した。

はやぶさ2には「ミネルバ2(MINERVA-II)」と名付けられた2つのコンテナが搭載されており、一方には2台、もう一方には1台の探査ロボットが格納されている。そのうち一方のコンテナに格納された2台(ローバー1Aと同 1B)が9月21日に、リュウグウに着陸するために分離される(日本版注:JAXAは9月21日13時35分に分離したことを確認したと発表した)。直径18センチ、高さ7センチの正十六角柱の形で、重量約1.1キログラムの2台の探査ロボットは、リュウグウの表面を飛び跳ねながら移動し、画像を撮影したり、温度を計測したりする。探査ロボットが車輪で移動するのではなく、飛び跳ねて移動するのは、リュウグウの重力が小さいためである。

来年にかけて、より大型の探査ロボット1台(ローバー2)がリュウグウに向けて切り離され、観測データや岩石サンプルを収集する予定だ。その後、はやぶさ2は2019年12月にリュウグウを離れ、研究用の岩石サンプルを地球に持ち帰ることになっている。「もし、サンプルに水や地球と似た有機物質が含まれていれば、リュウグウのような小惑星が地球の起源に迫る証拠となるでしょう」。宇宙航空研究開発機構(JAXA)のエリザベス・タスカー准教授はニュー・サイエンティスト(New Scientist)誌にそう語った。

エリン・ウィニック [Erin Winick] 2018.09.21, 16:09
宇宙ビジネスの時代

かつて国家主導だった宇宙開発がいま、大きく変化している。テクノロジーの進化とリスクマネーの流入によって民間企業による宇宙開発が加速し、自社の事業拡大に宇宙を活用しようとする「非宇宙」企業やベンチャー企業の動きも活発だ。いまなぜ「宇宙」なのか? そのヒントとなる記事を集めた。

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