KADOKAWA Technology Review
×

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

人工培養肉のペットフードが登場、本当の狙いは人間用? Lab-grown pet food might inspire your future meals

人工培養肉のペットフードが登場、本当の狙いは人間用?

動物の肉を使わないハイテクなペットフードを開発したあるスタートアップ企業は、人間にも似たようなものを食べてもらいたいと考えている。

ワイルド・アース(Wild Earth)はこの春、麹菌で作られたタンパク質を原料にしたドッグフードを発売する。実験室で培養したネズミの筋肉細胞を使ったキャットフードも作る予定だ。いかにも美味しそうだ。

ワイルド・アースによると、同社のペットフードは、肉を使っていない他社製品よりも多くのたんぱく質を含んでいるという。それでも、ペットのための完全菜食主義(ビーガン)は議論を呼ぶところだ。だがネオ・ドット・ライフ(Neo.Life)は、ワイルド・アースには魂胆があると言っている。同社はペットフードを使って、この技術を一般的なものにしようとしているというのだ。「実験室で培養した肉を人間に供するためのトロイの木馬」のようなものだ。

血が滴るようなビーガン・バーガーから培養鶏肉まで、実験室で培養した肉には、アニマル・ウェルフェア(快適性に配慮した家畜の飼養管理)を改善し、食品生産の効率性を高める可能性がある(人々が食べたいと思うならの話だが)。ワイルド・アースの戦略が人々を納得させるのにベストな方法かどうか定かではないが、やってみる価値はありそうだ。

ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe] 2018.03.19, 18:44
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る