マシュマロを潰さず梱包、製菓工場で働く器用なロボット
もう心配する必要はない。ロボットでつぶされたピープス(訳注:イースターの時期に出回るマシュマロ菓子)は近所のお店には並ばない。
ペンシルベニア州のある工場では、8月から16台のロボットを導入する。ピープスは簡単に握りつぶされてしまうお菓子だが、ケンブリッジに本拠を置くソフト・ロボティクス(Soft Robotics)が製造した青い4本指のロボットは、人間の作業を立派に真似することができる。ピープスを手でつまみ上げ、梱包してくれるのだ。
ソフト・ロボティクス製のロボットは、ロボットが不器用だという問題を解決した。一般的な硬い金属ではなく柔軟性のある柔らかい素材で製造されたこのロボットは、さまざまな形状や柔らかい物を扱える。以前は人間の労働者に限られていた作業だった。
イースターの時期になると、毎年20憶個のピープスが作られている。製菓会社のジャスト・ボーン(Just Born)はウォール・ストリート・ジャーナルに対して、ロボットの導入で製造数はさらに増えると話している。品切れで甘いウサギを食べられない心配はもういらない。安心だ。
- 参照元: WSJ
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