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GDPRも詐欺の口実に、標的型メール攻撃にご用心
Adnen Kadri, Bakunetsu Kaito from the Noun Project | Erin Winick
Scammers are using the EU’s new privacy regulations to steal your data

GDPRも詐欺の口実に、標的型メール攻撃にご用心

欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)が間もなく施行される。だがこの規則は、新手の電子メール攻撃やサイバー犯罪に対する完璧な隠れ蓑になりかねない。

攻撃者は、 GDPRの影響下にある企業を装ってメッセージを送信してくる。分かりやすい手口は、エアビーアンドビー(Airbnb)を装ってメールを送り、新しいプライバシー保護規定への承諾を求めて、個人情報の入力を促すというものだ。

「ナイジェリアの手紙」と呼ばれたナイジェリアに端を発する電子メール詐欺の手口は、かつてないほどに進化している。「ヤフー・ボーイズ」の異名を持つ詐欺師たちは、ヤフーのアカウント保有者を狙うことで有名となった。こうした詐欺師たちは闇の犯罪ネットワークによって守られているのである。

今後も、新しいトリックを使った昔ながらの詐欺が横行しそうだ。犯罪者は企業の電子メール・アカウントを模倣して(あるいは、実際に企業のアカウントを利用して)、個人よりも銀行に預貯金がありそうな中小企業を標的にする。犯罪者の手口が進化するにつれ、被害も拡大してきている。セキュリティ企業のクラウドストライク(CrowdStrike)によれば、現在、年間数百万ドルが狙われているという。

エリン・ウィニック [Erin Winick] 2018.05.06, 9:58
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本当に長期的に重要となるものは何か?これは、毎年このリストを作成する際に私たちが取り組む問いである。未来を完全に見通すことはできないが、これらの技術が今後何十年にもわたって世界に大きな影響を与えると私たちは予測している。

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