ネットの嫌がらせがなくならない理由は「定義できない」から
米国のシンクタンク、ピュー研究所の新しい調査は、なぜソーシャル・ネットワークが嫌がらせの問題をめったに明確にしないのかについて、ヒントをくれている。
調査で設定した状況はこうだ。アリスはボブと意見が合わない。アリスはそれをクレアに伝え、クレアはオンラインに投稿する。ボブは意地の悪い、下品なメッセージを受け取り、その後、個人情報を晒され、脅かされる。さて、ボブは嫌がらせを受けたのだろうか。
ピュー研究所の調査によると、この質問に対して89%の人が「ボブは嫌がらせを受けた」と回答している。しかし、一連の状況で、いつ嫌がらせが起きたのか、あるいは、適切な処置をするのはいつが良かったのかに対して、一致する意見はなかった。人種とジェンダーの問題が含まれると、反応はさらに変化に富んだものになった。
ネットでの嫌がらせを撲滅しようとするのであれば、嫌がらせとは何か、発生はいつか、何をすべきかについて合意する必要がある。つまり今のところ、ネットでの嫌がらせの撲滅は高望みだということを示唆している。
- 参照元: Pew Research Center
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