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ロボットは人間の代わりではない、テスラが自動化に失敗した理由 Throwing robots at an assembly line won’t solve a factory’s problems

ロボットは人間の代わりではない、テスラが自動化に失敗した理由

自動化で工場の効率は向上するが、単に従業員の代わりにロボットを導入するだけで、即座に経費を削減できるわけではない。

テスラ(Tesla)がその良い例だ。先月、テスラは「自動化を改善」するため、モデル3(Model 3)の生産を停止しなければならなかった。テスラは、競合他社がまだ自動化できていない作業を自社のロボットならやってのけると思ったのが間違いだった。

ハーバード・ビジネス・レビュー(Harvard Business Review)に最近掲載された記事が説明しているように、工場はより高性能のロボットを購入(構築)するだけではなく、生産プロセス自体を再設計する必要がある。旧態依然とした人による作業を基本とした方法が、ロボットを使った時にもうまくいくとは限らない。生産工程は、ロボットの能力を活かせるように根本的に再設計する必要があるのだ。

たとえば、サウスカロライナ州スパータンバーグにあるBMWの工場は、自動化によって生産が倍増し、年間40万台以上の自動車を生産できるようになった。ロボットと人間が協働する「コボティック(cobotic)」をドアの組み立て工程に採用することで、今や一日5000枚のドア生産が可能となった。しかし、その工場のロボットによる塗装工程は、人が塗装していた当時と本質的に変わっておらず、いまだにペースが遅く経費がかさんでいる。1台の車を塗装するのに、100台以上のロボットを使っても12時間かかり、工場内を約6キロメートルも行き来しなければならない。作業そのものを根本的に再考しない限り、世界中のすべてのロボットを使っても問題の解決にはならないだろう。

エリン・ウィニック [Erin Winick] 2018.05.16, 11:28
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