KADOKAWA Technology Review
×
Innovators Under 35 Japan 2026 候補者募集開始!
カバーストーリー 無料会員限定
This Accessory Makes VR So Precise a Surgeon Could Train with It

日本のみなさん、世界水準のVRグローブです

バーチャル環境でこの外骨格を使うと、野球のボールは堅く、卵は軽くて壊れやすく感じる。 by Simon Parkin2016.10.03

デクスモ・グローブには、真っ白な装甲板と漆黒の関節があり、まるでスタンリー・キューブリックの映画セットから盗み出された小道具のようだ。手に装着した姿はマンガのようで、まるでユーモアいっぱいの隠しコマンドを現実に対して使い、人間には不釣り合いな特大の動物の手に見える。

実際には、デクスモにある、世界を変えうる機能は、バーチャルな世界で真価を発揮する。対応する実質現実ソフトウェアとともに使うことで、デクスモの外骨格を装着した人は、バーチャルな物体をあたかも本物であるかのように触れ、つかみ、感じとれる。バーチャルな野球ボールを手に持つと硬く重く感じ、卵は軽く、壊れやすそうに感じる。デクスモを装着して電子の世界にいる「ゴム製アヒル」を手に取ると、指でつまんだ感じが楽しい。

外骨格は、若いロボット学者と技術者からなる7人のチームが設計した。特別製の触覚フィードバック装置5本で指に圧力を加える。たくさんのモーターが力の向きと大きさを動的に変化させ、バーチャル物体の硬さをシミュレートするのだ。こうして、スポンジやケーキのような軟らかい物体を持ったときは軽い抵抗力を、パイプやレンガのような密度の高い物体では重い抵抗力を与える。小さなモーターは指先に振動で触覚を与え、キーボードを叩いたり、粗いコンクリートの表面に指を滑らせたときの衝撃をシミュレートしたりする。この …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. It’s time to address the looming crisis in entry-level work. 「コーディングを学べ」もう通用せず、AIが若者の雇用を奪い始めた
  2. Promotion Call for entries for Innovators Under 35 Japan 2026 「Innovators Under 35 Japan」2026年度候補者募集のお知らせ
  3. Anthropic’s Code with Claude showed off coding’s future—whether you like it or not 「Claudeに任せてしまおう」 たった1年で激変したソフトウェア開発
▼Promotion
社会実装都市「ひろしま」の魅力に迫る ローカル ✕ イノベーション
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る