KADOKAWA Technology Review
×
Facebookログイン終了のお知らせ(2026/3/31 予定)
カバーストーリー 無料会員限定
This Accessory Makes VR So Precise a Surgeon Could Train with It

日本のみなさん、世界水準のVRグローブです

バーチャル環境でこの外骨格を使うと、野球のボールは堅く、卵は軽くて壊れやすく感じる。 by Simon Parkin2016.10.03

デクスモ・グローブには、真っ白な装甲板と漆黒の関節があり、まるでスタンリー・キューブリックの映画セットから盗み出された小道具のようだ。手に装着した姿はマンガのようで、まるでユーモアいっぱいの隠しコマンドを現実に対して使い、人間には不釣り合いな特大の動物の手に見える。

実際には、デクスモにある、世界を変えうる機能は、バーチャルな世界で真価を発揮する。対応する実質現実ソフトウェアとともに使うことで、デクスモの外骨格を装着した人は、バーチャルな物体をあたかも本物であるかのように触れ、つかみ、感じとれる。バーチャルな野球ボールを手に持つと硬く重く感じ、卵は軽く、壊れやすそうに感じる。デクスモを装着して電子の世界にいる「ゴム製アヒル」を手に取ると、指でつまんだ感じが楽しい。

外骨格は、若いロボット学者と技術者からなる7人のチームが設計した。特別製の触覚フィードバック装置5本で指に圧力を加える。たくさんのモーターが力の向きと大きさを動的に変化させ、バーチャル物体の硬さをシミュレートするのだ。こうして、スポンジやケーキのような軟らかい物体を持ったときは軽い抵抗力を、パイプやレンガのような密度の高い物体では重い抵抗力を与える。小さなモーターは指先に振動で触覚を与え、キーボードを叩いたり、粗いコンクリートの表面に指を滑らせたときの衝撃をシミュレートしたりする。この …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. Promotion Emerging Technology Nite #36 Special 【3/9開催】2026年版「新規事業の発想と作り方」開催のお知らせ
  2. EVs could be cheaper to own than gas cars in Africa by 2040 アフリカでEVがガソリン車より安くなる日——鍵は「太陽光オフグリッド」
  3. RFK Jr. follows a carnivore diet. That doesn’t mean you should. 「肉か発酵食品しか食べない」米保健長官が目指す「健康な米国」
  4. Why EVs are gaining ground in Africa アフリカ初のバッテリー工場も建設中、「次のEV市場」は立ち上がるか?
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る