KADOKAWA Technology Review
×
【締め切り迫る!1/20まで】年間購読料20%オフ & マガジン1冊プレゼントキャンペーン 実施中!
機械学習+ロボットで
ほぼ「人間の介在なし」
材料科学革命の衝撃
Ms. Tech
知性を宿す機械 Insider Online限定
A robot scientist will dream up new materials to advance computing and fight pollution

機械学習+ロボットで
ほぼ「人間の介在なし」
材料科学革命の衝撃

米国のスタートアップ企業が、人工知能(AI)と ロボット工学を活用して、新しい化合物の設計からテストまでのプロセスを自動化する「自動運転ラボ」を開発した。機械学習を使うことで、従来のアルゴリズムより迅速かつ効果的に新素材を見つけられるという。 by Will Knight2018.11.26

マサチューセッツ州ケンジブリッジの賑やかな商店街を見下ろす研究室で、1台のロボットが新素材を生み出そうとしていた。

1本のロボットアームがピペットを皿にちょこんと浸し、鮮やかな色をした微量の液体を、もう1台のロボットの前に置かれた沢山の容器の1つへと移した。すべてのサンプルの準備が完了すると、2番目のロボットがサンプルの光学特性をテストし、結果がロボットアームを制御するコンピューターに送られる。ソフトウェアがこれらの実験結果を分析し、仮説をいくつか立てた後、実験プロセスをもう一度開始する。人間が介在する必要はほとんどない。

キボティクス(Kebotix)と呼ばれるスタートアップ企業が開発したこのロボット装置は、機械学習とロボットによる自動化が今後数年の間に材料科学に革命を起こす可能性を示している。キボティクスによると、同社のロボット装置を使えば、とりわけ、汚染物質を吸収したり、薬物耐性の真菌感染症に対抗したり、より効率的な光電子工学の材料として役立ったりするかもしれない新たな化合物を発見できる可能性がある。同社のソフトウェアは、既知の特性を有する分子の3次元モデルを使って学習する。

化合物や材料の設計において、ソフトウェア・アルゴリズムは一般的に使われている。しかし、そのプロセスは時間がかかり、大雑把だ。一般的に、ロボットは素材をわずかに変えてひたすらテストを繰り返し、可能性のある新たな創造物を闇雲に探すだけだ。機械学習とロボット工学を活用すれば、このプロセスを遥かに迅速かつ効果的に実行できる可能性がある。キボティクスは、この考えを実践しているスタートアップ企業の1つだ。 …

こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
年間購読料 20%OFF
Innovators Under 35 Japan 2020

MITテクノロジーレビューが主催するグローバル・アワード「Innovators Under 35」が2020年、日本に上陸する。特定の分野や業界だけでなく、世界全体にとって重要かつ独創的なイノベーターを発信していく取り組みを紹介しよう。

記事一覧を見る
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.2/Winter 2020
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.2/Winter 2020SDGs Issue

今、世界中の企業や機関の技術者・研究者たちが各地で抱える社会課題を解決し、持続可能な世界の実現へ向けて取り組んでいる「SDGs(持続可能な開発目標)」。
気候変動や貧困といった地球規模の課題の解決策としての先端テクノロジーに焦点を当て、解決に挑む人々の活動や、日本企業がSDGsを経営にどう取り入れ、取り組むべきか、日本が国際社会から期待される役割について、専門家の提言を紹介します。

詳細を見る
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る