ロボット導入が進む東南アジア、欧米は「出遅れ」
欧米のロボット労働者の数は、実は東南アジアに比べてはるかに少ない。賃金水準を基にして補正したロボット採用率から意外な結果が見えてきた。 by Erin Winick2018.12.07
ロボットが世界中で労働市場に参入している。ロボットの数が増えていることは明らかだが、現時点で時代を先取りしているのがどこの国かを算定するのは難しい。
もっとも一般的な指標は、国際ロボット連盟(IFR)が毎年使用している国別の製造業労働者1万人当たりの産業用ロボット台数だ。 IFRが情報技術革新財団(ITIF)を通じて発表した情報によれば、2017年の世界平均は労働者1万人当たりロボット85台だった。これは前年より15%の増加だ。
今回も韓国が労働者1万人当たりロボット710台でランキングの首位に立ち、次いで658台のシンガポール、322台のドイツとなった。インドは労働者1万人当たりロボットわずか3台で、ランキングの最下位だった。
*グレーで表示された国のデータは提供されていない
だが、これがロボット革命による労働 …
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