テクノロジーによる自動化は「若者」と「地方」を襲う
米国のシンクタンクが、自動化によって人々が職を失う可能性について、地域やグループごとに分析した結果を示す報告書を新たに発表した。それによると、自動化のあおりを受ける確率がもっとも高いのは、地方の小都市と若者たちであることが明らかになった。 by Erin Winick2019.01.29
米国の田舎町に住むマイノリティの若い従業員は、自動化で職を失う確率が高い。
米国のシンクタンクであるブルッキングス研究所は新しい報告書で、米国で「自動化の影響を受ける可能性」がもっとも高い地域と集団を分析し、各種の仕事がテクノロジーによって将来自動化される確率を示した。これらの数値は、コンサルティング会社のマッキンゼーが発表しているそれぞれの職種や産業が自動化される確率と、州ごとの雇用データおよび予測に基づいて算出されたものだ。
たとえば、包装・梱包機械の操作が自動化される確率は100%だ。したがって、もしネブラスカ州民全員がこの仕事に従事していたとしたら、ネブラスカ州の自動化率は100%となる。
州レベルでみれば、この数値にあまり大きな開きはない。自動化される確率がもっとも高いインディアナ州は48.7%だが、最低のニューヨーク州でも42.4%である。州レベルで見ると都市部と田舎が混在するため、あまり目立った差は出ないのだ。
しかし、郡単位、あるいは人口が集中する都市圏(郊外を含む)ごとに、もう少し細か …
- 人気の記事ランキング
-
- How much hydrogen awaits us underground? 地下に眠る数兆トン、天然水素は本当に「宝の山」なのか
- Promotion AI White Paper 2026 松尾・岩澤研協力『AI白書2026』発売、サブスク版も開始
- The next big thing in hydrogen could be underground 足元に眠る天然水素、21世紀の「ゴールドラッシュ」が始まった?
- This scientist is helping build a missing map of childhood 子どもは「小さな大人」ではない、欠けていた細胞地図を築く研究者
- The role of the astronaut is in flux 人類はなぜ宇宙を目指すのか? 揺らぐ宇宙飛行士の役割
