コンピューティング

Deep Neural Network Learns to Judge Books by Their Covers 九州大学のニューラル・ネットワーク、本の表紙でジャンルを判断

本の表紙を見てジャンルを識別できるマシン・ビジョン・アルゴリズムは、人工知能が本の表紙をデザインする時代の先駆けになる。 by Emerging Technology from the arXiv2016.11.08

英語の「never judge a book by its cover(表紙で本を判断するな)」は、上辺だけでものごとを判断するな、という戒めの意味で使われる慣用句だ。とはいえ、本の表紙は内容をある程度伝えて読者の興味を惹くためにある。出来のよい表紙は、判断材料になるように作られている。

しかも、人間は表紙を見てきちんと内容を判断できる。表紙を見れば料理の本なのか、伝記なのか、旅行ガイドなのか、難なく見分けられる。

ここで興味深い疑問が浮かぶ。機械も、本を表紙で内容を判断できるだろうか?

11月7日、九州大学の内田誠一教授とブライアン・ケンジ・イワタ研究員の研究で、答えがわかった。研究チームはディープ・ニューラル・ネットワークに本の表紙を見せて、ジャンルを識別させる訓練を施したのだ。

方法としては簡単だ。まずアマゾンから本の表紙を13万7788冊分ダウンロードし、同時に本のジャンルも記録する。ジャンルは全部で20あり、2つ以上のジャンルに当てはまる本は最初に記載されているほうをその本のジャンルにした。

次に研究チームはデータセットの80%分を使い、表紙の画像を見てジャンルを識別できるようにニューラル・ネットワークを訓練した。4層から成るニューラル・ …

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