KADOKAWA Technology Review
×
Facebookログイン終了のお知らせ(2026/3/31 予定)
ニュース Insider Online限定
Trump’s Impact on Clean-Energy Businesses

トランプ政権でも再生可能エネルギーは成長する見込みだが……

長期的な見通しは不明だが、風力と太陽光発電はトランプ政権の数年間も、おそらく成長を持続するだろう。 by Peter Fairley2016.11.15

ドナルド・トランプ次期大統領は、選挙遊説を通じて自ら気候変動を否定すると宣言した。太陽光発電を「非常に、非常に高くつく」と批判し、風力は「ワシを全て殺している」という理由で否定した。トランプ次期大統領はさらに、オバマ大統領による電力産業向けの二酸化炭素排出料削減計画「クリーン・パワー・プラン」を含む、連邦政府の気候変動に対する全ての取り組みを廃止すると誓った。

では、新政権の元で再生可能エネルギー事業はどう進められるのだろうか?

トランプ次期大統領の発言により、再生可能エネルギー関連株は当選以降低迷している。しかしその影響は他のもっと悪いシナリオ以上に強く作用するかもしれない。ラックス・リサーチのエネルギーアナリスト、ユアン・シェン・ユは「トランプの発言と、実際の行動は、その日の終わりには全く別になります」という。

それでも、ユの予測にはトランプ次期大統領のリーダーシップによる、再生可能エネルギーに関する最悪の予測が書かれている。先週発行されたユの報告によれば、アメリカ国内では昨年、風力は4%、太陽光発電は28%成長したが、トランプ政権が2期8年続いた場合、再生可能エネルギーは2024年までに約2.3%しか成長しない。この停滞は、最近の傾向と比較して明らかな変化だ。もしヒラリー・クリントンが勝利していれば、再生可能エネルギー中心のエネルギー政策を公約していたこともあり、再生可能な発電量は2期8年間で56.9%も成長すると期待されていた。トランプ政権下では再生可能な発電量はわずかにしか成長しなさそうだ。

しかし、ラックスの予測はいくつかの調査会社から出された選挙後の分析と同様に、トランプ大統領が風力と太陽光発電の導入に対する連邦税控除を廃止するという不確定な前提に基づいている。再生可能エネルギーの支持者は、トランプが …

こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. Promotion Emerging Technology Nite #36 Special 【3/9開催】2026年版「新規事業の発想と作り方」開催のお知らせ
  2. EVs could be cheaper to own than gas cars in Africa by 2040 アフリカでEVがガソリン車より安くなる日——鍵は「太陽光オフグリッド」
  3. RFK Jr. follows a carnivore diet. That doesn’t mean you should. 「肉か発酵食品しか食べない」米保健長官が目指す「健康な米国」
  4. Why EVs are gaining ground in Africa アフリカ初のバッテリー工場も建設中、「次のEV市場」は立ち上がるか?
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る