KADOKAWA Technology Review
×
「Innovators Under 35 Japan」2021年度候補者募集のお知らせ
迫り来る地球温暖化の「臨界点」、気候科学者が警鐘
Unsplash / Annie Spratt
持続可能エネルギー 無料会員限定
Why we should be far more afraid of climate tipping points

迫り来る地球温暖化の「臨界点」、気候科学者が警鐘

あと10年程度で温暖化によって地球の生態系が回復できない地点まで到達してしまうかもしれない。抜本的な措置を講じなければならないのは「今」なのだ。 by James Temple2019.12.13

科学者は何十年にもわたって、地球温暖化が危険な臨界点に達し、熱帯雨林、氷床、サンゴ礁を実質的に不可逆な死のスパイラルに追い込む可能性があると警告してきた。

これらの崩壊によって、海面が上昇し、海洋生物は大きな打撃を受け、世界中の気温と降雨量を左右する海洋と大気の循環パターンの混乱が起こるだろう。森林の死によって膨大に貯蔵された温室効果ガスが放出し、氷の融解は地球の(太陽光の)反射率を低下させ、双方の理由で温暖化はさらに加速し、より多くの臨界点を迎えるリスクが高まる。

こうした事態は壊滅的だが、研究者は実際に発生する可能性は低いと信じていた。しかし、11月末のネイチャー誌に掲載された論説は、壊滅的な事態が実際に引き起こされる危険性のあるしきい値に、私たちが急速に近づいていると警告している。さらに、これらの事態はかつて考えられていたよりも相互に強い関連を持っている可能性が高く、「地球規模の臨界点が次々と発生することで、生息が難しい『温室』気候状態が引き起こされる」確度 …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
10 Breakthrough Technologies 2021

新型コロナで注目されるmRNAワクチンから、史上最も優れたAI言語モデル、電気自動車の普及を担うリチウム金属電池まで。
MITテクノロジーレビューが選んだ、世界を変える10大テクノロジー。

記事一覧を見る
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.3/Spring 2021
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.3/Spring 2021Innovation Issue

AI/ロボット工学、コンピューター/電子機器、輸送、ソフトウェア、インターネット分野で活躍する13人の日本発のイノベーターを紹介。併せて、グローバルで活躍する35人のイノベーターの紹介と、注目のイノベーション分野の動向解説も掲載しました。
日本と世界のイノベーションの最新情報がまとめて読める1冊です。

詳細を見る
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る