KADOKAWA Technology Review
×
衛星写真で見る、武漢の現在——都市活動がほぼ停止
Copernicus Sentinel, January 30, 2019
Satellite images show how coronavirus brought Wuhan to a standstill

衛星写真で見る、武漢の現在——都市活動がほぼ停止

MITテクノロジーレビューが入手した最新の衛星写真を見ると、人口1100万人の武漢市での都市活動がほとんど停止していることがわかる。 by Neel V. Patel2020.02.07

※記事中の画像の真ん中のスライダーを左右に動かすと写真を比較できます。

中国は1月22日、新型コロナウイルスの大流行が最初に発生した武漢市のすべての交通機関を閉鎖するという異例の措置を講じた。これにより、事実上1100万人が検疫下に置かれたことになり、現在も公衆衛生当局が感染した人の治療とウイルスの拡散防止に取り組んでいる。

プラネット・ラボ(Planet Labs)とマクサー・テクノロジーズ(Maxar Technologies)からMITテクノロジーレビューが提供を受けた衛星写真を見ると、武漢市の活動が急激に停止しているのがわかる。橋や道路に人通りはなく、市内の鉄道の駅はガラガラで人気(ひとけ)がない。通常なら多くの発着便で慌ただしい武漢の空港は、運行を完全に停止している。

空の旅への影響は中国全土に広がってきている。特に国際便の本数は、先月急激に減少した。フライト追跡サービスを提供するフライトアウェア(FlightAware)によると、2月2日に中国では、出発便の222便(16.7%)と到着便の238便(18.2%)がキャンセルされた。

しかし、武漢市では、少なくとも1つの側面において活発な活動が見られる。それは、病院の建設だ。感染者の管理と治療にあたるため(これまでに2万8300人の感染と565人の死亡が報告されており、現在もその数は増え続けている)、市内2カ所に新しい病院があっという間に完成した。

人気の記事ランキング
  1. These are the most detailed photos yet of the far side of the moon 中国、過去最高解像度の「月の裏側」写真を公開
  2. No one agrees what it means for a planet to be “habitable” 惑星の「居住可能性」とは何を意味するのか?
  3. Satellite images show how coronavirus brought Wuhan to a standstill 衛星写真で見る、武漢の現在——都市活動がほぼ停止
  4. A nanotube material conducts heat in just one direction 東大、熱を一方向のみに伝えるナノチューブ新素材を開発
neel.v.patel [Neel V. Patel]米国版
現在編集中です。
宇宙ビジネスの時代

かつて国家主導だった宇宙開発がいま、大きく変化している。テクノロジーの進化とリスクマネーの流入によって民間企業による宇宙開発が加速し、自社の事業拡大に宇宙を活用しようとする「非宇宙」企業やベンチャー企業の動きも活発だ。いまなぜ「宇宙」なのか? そのヒントとなる記事を集めた。

記事一覧を見る
人気の記事ランキング
  1. These are the most detailed photos yet of the far side of the moon 中国、過去最高解像度の「月の裏側」写真を公開
  2. No one agrees what it means for a planet to be “habitable” 惑星の「居住可能性」とは何を意味するのか?
  3. Satellite images show how coronavirus brought Wuhan to a standstill 衛星写真で見る、武漢の現在——都市活動がほぼ停止
  4. A nanotube material conducts heat in just one direction 東大、熱を一方向のみに伝えるナノチューブ新素材を開発
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る