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Hotter Days Will Drive Global Inequality

気候変動で日本のGDPは35%減少、ロシアは419%増加

気候変動による気温上昇は世界中の経済成長に強い影響があり、一部の国を豊かに、一部の諸国を貧しくする。 by David Rotman2016.12.21

極端な暑さは経済に悪影響を及ぼすことが判明した。穀物の不作はもちろん、就業時間が減り、仕事中の生産性も低下する。

極端に暑い日の日数が増加は、気候変動による問題のひとつだ。さまざまな国にどのような被害や利益があるかを単に予測する目的で、スタンフォード大学とカリフォルニア大学バークレー校の科学者のチームは、気温が経済の主要な側面にどのように影響を及ぼしてきたかに関する過去の記録を調べた。研究チームは、さまざまな国が温暖化しつつある地球とどううまく付き合うかを評価する目的で、データを活用したが、いいニュースにはならなかった。

地球全体での平均所得は、気候変動なしの場合と比較して、今世紀末までに23%減少すると予測される。しかし、世界が暑くなることの影響は国ごとにきわめて不均一だ。ロシアと大部分のヨーロッパ諸国を含む多数の北方諸国は、気温上昇で利益を得る。過去の気温の影響を詳細に報告した執筆者のひとり、バークレー校ゴールドマン公共政策学校のソロモン・サン教授は、温暖化の不均一な影響は「世界経済の大規模な再構築を意味するかもしれない」という。2050年でさえ(地図を参照)、各国の経済的な宿命の違いは印象的だ。

南米とアフリカの大部分を含む貧しい国は、既に経済成長にとって理想的な気温よりもはるかに暑くなっている傾向があり、気温上昇の影響は特に破壊的だ。今世紀末までに、世界人口の60%を占める最貧の人々の平均所得は気候変動がなかった場 …

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