「巨大な未完成企業」フェイスブックは2017年が正念場
フェイスブックがユーザー数でも機能面でも拡大する一方で、新たなあつれきも生まれている by Tom Simonite2016.12.23
マーク・ザッカーバーグCEOは優れた広告ビジネスを構築したが、夢はもっと大きい。
インターネットにアクセスできる地球上の34億人の半数以上が、毎月フェイスブックを使っている。 2016年の9月までに売上高は36%上昇して190億ドルになった。利益は約3倍の60億ドルだ。それでも創業者であるマーク・ザッカーバーグCEOは今年1年間、常に今よりずっと会社の規模を拡大し、より有意義にするための計画について語り続けた。
4月に開催されたフェイスブックの今後10年の計画を発表するイベントで、ザッカーバーグCEOは、新型ドローンや無線、さらには人工衛星のテクノロジーを開発し、地球上のすべての人にインターネットに接続できる環境を提供すると述べた。さらにザッカーバーグCEOは、2014年に20億ドルで買収した実質現実子企業のオキュラス VR(Oculus VR)が、人々の働き方やつながり方を革命的に変えると述べた。
こうした大きな夢はあまり進展せず、挫折の連続だった。
フェイスブックはインターネット・ドローンの試作機を披露した(着陸時に墜落しバラバラになった)。 新しい無線テクノロジーの試作機も披露した。だが、ザッカーバーグCEOのインターネット接続網拡大計画は、第一段階で手痛いつまずきがあった。フェイスブックやウィキペディア等の特定のサービスを無料で利用できるデータ通信サービス 「フリー・ベーシックス」は、市場競争を歪めるとみなされインドの情報通信監査局によって禁止されたのだ。
一方で、VRゴーグル「オキュラス・リフト(Oculus Rift)」は、おおむね好 …
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