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いつもスマホを確認している人はストレス状態にあると判明
コネクティビティ Constant Phone Checkers Are Totally Strung Out

いつもスマホを確認している人はストレス状態にあると判明

スマホを頻繁に確認している人は、そうでない人よりもストレス状態にありそうだ、とわかった。トイレでまでスマホを確認するのはやめた方がよさそうだ。 by Jamie Condliffe2017.02.24

朝起きたとき携帯電話を確認するだろうか? 朝食時も? 電車でも? 仕事中のデスクでも?……トイレでも? もちろん、するだろう。現代に生きる人類なのだから、いつも電源につながっていて、スイッチの入った、いつでも準備万端の、絶え間ない携帯電話チェッカーだ。そして、もしかすると、すっかりストレスにやられてしまってもいるかもしれない。

アメリカ心理学会(APA)は、私たちのテクノロジーとの関係性を調べた、最新の調査から得られた発見を発表した。ひっきりなしに携帯電話を確認する人(メールやフェイスブック、ツイッター、インスタグラム、新着ニュース通知の再読み込みを続けてもまったく構わないのだと、自分に言い聞かせてきた人)は、絶え間なく更新される情報を読むことで、いつしか落ち着かなくなっているのかもしれない。

APAの調査では、参加者が自分のストレスのレベルを0から10の間で点数づけした(0が「少しのストレス、またはストレスなし」で、10が「非常に大きなストレス」)。この調査では、参加した3511人の回答者に、携帯電話をどのくらい頻繁に確認するかを説明するようにも頼んだ。ここまで読んだら、調査結果の想像がつくだろう。

自分の携帯電話を定期的に、ただし、ひっきりなしにではなく確認していると述べた人のストレススコアは平均4.4点だった。ひっきりなしに自分のスマホを確認する人のストレススコアは5.3に微増した。そして、休日にも仕事のメールをひっきりなしに確認していると認めた人は、ストレススコアが6.0にまで急上昇した。

この結果はもちろん、比較的、恣意性のある点数表に基づいた、自己申告の値だ。だが、その傾向は明確だ。携帯電話をより頻繁にチェックする人は、ストレスのレベルもより高く自己申告している。

調査報告には、他にも、私たちを不安にさせるような貴重な情報が含まれている。子どもを持つ親の45%が、テクノロジーのせいで、たとえ家族が同じ部屋にいても、家族との断絶感を感じるという。ひっきりなしに携帯電話を確認する人の42%は、ソーシャルメディアでの政治的・文化的な議論(「議論」という言葉が当てはまれば、の話だが)が、自分にストレスを引き起こすと考えている。この意味は思い当たらないだろうか?

では、どうすればいいのか? 調査では、回答者の64%が、持っているガジェットから離れる時間をとること(いわゆる「デジタル・デトックス」)が、役立つかもしれないと考えていることがわかった。ただし、そう答えた人のうち28%しか、試してみた人はいなかった。

代わりに、気分の変化を追跡したり、ストレスを緩和したりする、ちょっとしたテクノロジーに投資しても構わない。ストレス解消テクノロジーによってどれほどのストレスが生じるかは、先ほどの調査の対象外だった、という事実に安心しつつ。あるいは、週末に仕事のメールをチェックするのをやめる方法もある。でなければ、トイレでのメールチェックをやめるのもいいだろう。

(関連記事:Stress in America: Coping with Change, “The Electric Mood-Control Acid Test,” “This Phone App Knows If You’re Depressed,” “Wrist Sensor Tells You How Stressed Out You Are”)

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クレジットPhoto by Gilles Lambert | Unsplash
ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe]米国版 ニュース・解説担当副編集長
MIT Technology Reviewのニュース・解説担当副編集長。ロンドンを拠点に、日刊ニュースレター「ザ・ダウンロード」を米国版編集部がある米国ボストンが朝を迎える前に用意するのが仕事です。前職はニューサイエンティスト誌とGizmodoでした。オックスフォード大学で学んだ工学博士です。
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