KADOKAWA Technology Review
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Competing with the Chinese Factory of 2017

中国を恐れよ 米国第一主義だけで米国は中国製造業に勝てない

イノベーションは製品企画と製造設計、製造工程が場所として近くにあることで促されるため、米国に工場を作るだけでは製造業は復活しない。製造業の深い知識や品揃え豊富なサプライチェーンが、中国の強みだ。 by Nanette Byrnes2017.03.17

ドナルド・トランプは大統領選挙期間中も大統領執務室に移ってからも、米国の製造業や中国との競争について発言を繰り返してきた。中国は今や携帯電話やドローン、太陽光パネルといった数多くのテクノロジーの製造拠点だ。米国の工場はどうすれば中国と競争できるのだろうか?

ハーバード大学経営大学院のウィリー・シー教授は、長年のキャリアを通してビジネスの研究と教育に携わり、何度も中国を訪れており、1月にも学生と中国の製造業の中心地を視察した。シー教授は中国で目にした状況について、MIT Technology Reviewに語ってくれた。

以下はシー教授とのインタビューの抜粋で、わかりやすいように編集・要約してある。なお、Insider Premium(米国版)会員には、インタビュー全体の音声を提供中だ。

現在の中国の製造業は、どんなところが優れていますか?

複雑な相互依存の状況です。ほとんどのスマホは2000個の部品で組み立てられています。LCDタッチパネルのように大きな部品もありますが、部品の多くは小さな機械用のネジやコンデンサー、回路基板に使われるさまざまな種類の個別部品のように、もっと小さな部品です。最初に製品を組み立てる工場は、基本的な部品の供給業者と提携しているはずで、そういった業者のそれぞれも同様に、次の段階の業者とつながっており、時にはその次やそれまた次の段階の業者ともつながっています。こういった業者はすべて、比較的急な受注でも部品を供給してくれるのです。中国の製造業が強いのは、業者の数が多く、利用しやすいからでしょう。

洋服や玩具等、あらゆるものを扱う中国の伝統的な露店は、観光やテレビなどで見たことがある人もいるでしょう。電子機器を扱う深圳市の卸売業は非常に独特です。深圳市には、電子機器に使われる表面実装部品を専門に扱う小さな商店が数 …

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