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衛星1万4000基、宇宙ゴミ100万個——広がる「人類圏」の現在
John MacNeill
We’re putting more stuff into space than ever. Here’s what’s up there.

衛星1万4000基、宇宙ゴミ100万個——広がる「人類圏」の現在

衛星打ち上げ数の急増、軌道上に漂うゴミ100万個、ISSからGPSまでの「住人」たち——広がる人類圏の現在をデータとビジュアルで紹介する。 by Jonathan O'Callaghan2026.03.18

地球は中くらいの大きさの岩石の惑星で、表面には水があり、生命を支える大気に包まれている。その大気の外縁のすぐ上には、人類が打ち上げたハイテク機器の、薄いが密度の高い層が広がっている。

人類がそこへ機器を送り始めたのは1957年のことだ。今ではそれもすっかり当たり前になった。望遠鏡は頭上の荒々しい宇宙を見つめ、人間は軌道上の金属の泡のような施設で暮らしている。過去5年間で、宇宙で活動する人工衛星の数は3000基弱から約1万4000基へと増え、今も増え続けている。最大の用途は、イーロン・マスクの「Starlink(スターリンク)」インターネット・サービスのような「メガコンステレーション(大規模人工衛星群)」で、Starlinkだけでも軌道上に1万基近い人工衛星を持っている。

そして宇宙ゴミ(デブリ)もある。野球ボールより大きいデブリが5万個、さらにコインより大きい物体が100万個、地球の周りを回っている。天気予報やデジタル通信を利用しているなら、それらが互いに衝突し始めないことを祈るしかない。では、人間が作り出した物質が地球の周囲に形作っている、厚みを増し続ける殻――人類圏をもう少し詳しく見てみよう。

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ジョナサン・オカラガン [Jonathan O'Callaghan]米国版 寄稿者
フリー宇宙ジャーナリスト
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MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

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