KADOKAWA Technology Review
×
日本発・世界を変える「U35 イノベーター」募集中!
暗号通貨の価値はどう測るべきか? 指標化に取り組む投資家
Jake Belcher
ニュース 無料会員限定
The tricky art (and emerging science) of valuing crypto-assets

暗号通貨の価値はどう測るべきか? 指標化に取り組む投資家

クリス・バーニスクは、暗号トークンの価値を評価する新たなツールを開発している。多くの方法が生み出されており、どれも株式市場などで使われているツールよりも未熟だが、これから理解が深まるはずだという。 by Mike Orcutt2018.05.29

2014年に投資顧問業のクリス・バーニスクが本格的に暗号資産の評価を始めた当時、ウォール街の誰一人としてビットコインなどのシステムについて話をしようとしなかった。ネットワークを介して取り扱われる資産などに価値は無いという考えだった。新規暗号通貨公開(ICO)によって暗号通貨市場は大きく拡大した。「こんな資産に価値は無いと言っていた人たちが、今では、暗号通貨は実際どのくらいの価値があるのか? と尋ねてきます」とバーニスクはいう。

その質問に答えるのは簡単ではない。暗号通貨の価値を算出する考え方はまだまだこれからの新興分野なのだ。複雑にしている要素は、暗号トークンの種類はいくつかあり、通貨と類似するものもあれば、どちらかというと商品に近いものもあるからだ(「暗号通貨はすべて有価証券? スイスと米国、規制方針の違い」参照)。しかしバーニスクのような暗号通貨の先駆者のおかげで、財務アナリストはブロックチェーン・ネットワークの潜在的な値打ちを判断をするための実用的なツールを使い始めている。

こ …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. Promotion Call for entries for Innovators Under 35 Japan 2026 「Innovators Under 35 Japan」2026年度候補者募集のお知らせ
  2. The UK’s generational tobacco ban might not work. I’m supporting it anyway. 2009年以降生まれには一生売らない——英「たばこ根絶」への賭け
  3. AI agents are not your “coworkers” AIエージェントの「従業員化」、作業ミスの見逃しを招く
  4. IBM has unveiled chip technology that could help extend Moore’s Law another decade 微細化の限界を超え、IBMがムーアの法則を10年伸ばす積層チップ
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る