暗号通貨の価値はどう測るべきか? 指標化に取り組む投資家
クリス・バーニスクは、暗号トークンの価値を評価する新たなツールを開発している。多くの方法が生み出されており、どれも株式市場などで使われているツールよりも未熟だが、これから理解が深まるはずだという。 by Mike Orcutt2018.05.29
2014年に投資顧問業のクリス・バーニスクが本格的に暗号資産の評価を始めた当時、ウォール街の誰一人としてビットコインなどのシステムについて話をしようとしなかった。ネットワークを介して取り扱われる資産などに価値は無いという考えだった。新規暗号通貨公開(ICO)によって暗号通貨市場は大きく拡大した。「こんな資産に価値は無いと言っていた人たちが、今では、暗号通貨は実際どのくらいの価値があるのか? と尋ねてきます」とバーニスクはいう。
その質問に答えるのは簡単ではない。暗号通貨の価値を算出する考え方はまだまだこれからの新興分野なのだ。複雑にしている要素は、暗号トークンの種類はいくつかあり、通貨と類似するものもあれば、どちらかというと商品に近いものもあるからだ(「暗号通貨はすべて有価証券? スイスと米国、規制方針の違い」参照)。しかしバーニスクのような暗号通貨の先駆者のおかげで、財務アナリストはブロックチェーン・ネットワークの潜在的な値打ちを判断をするための実用的なツールを使い始めている。
こ …
- 人気の記事ランキング
-
- How lasers could help provide fuel for nuclear reactors 核廃棄物は「地上ウラン鉱山」、レーザー濃縮で再生を狙う
- Trump’s AI protectionism has come for robotics 中国製ロボットを締め出す米国、その研究は中国製で回っている
- How an overlooked geothermal plant got a second chance もっと深く掘れ——採算割れの地熱発電所を米新興企業が再生
- OpenAI called the Hugging Face attack unprecedented. But we’ve been here before. 「AIの暴走」ではない、オープンAIのモデルが不正侵入した理由