KADOKAWA Technology Review
×
Facebookログイン終了のお知らせ(2026/3/31 予定)
機械は人間との議論に勝てるのか? IBMのディベートAIの実力
IBM Research
ニュース 無料会員限定
This AI program could beat you in an argument—but it doesn’t know what it’s saying

機械は人間との議論に勝てるのか? IBMのディベートAIの実力

IBMが開発している人工知能(AI)システムが、人間相手の公開討論会で披露された。時に、驚くほどの説得力を持って主張し、人間の否定意見に対して反証とともに対抗した。幅広い意見を提供することで、人間が重要な決定を下す際に役立つかもしれない。 by Will Knight2018.06.28

6月19日にサンフランシスコで開催されたある討論会。 この会場で、人工知能(AI)のプログラムが、宇宙開発に助成金を支給すべきであると、驚くほどの説得力を持って主張した。人間が否定意見を出した際は、反証とともに対抗した。

討論会は、IBMの「プロジェクト・ディベーター(Project Debater)」と呼ばれるコンピューター・プログラムと人間の参加者数名の間で催された。AI機械が、これまで人間だけのものとされてきた「議論する」技能を身につけてきたことを証明する最新の実例である。

討論中は、プロジェクト・ディベーターと人間の討論参加者が特定のトピックに関して交替で主張・反論・最終弁論をした。2回目の討論では、プロジェクト・ディベーターが遠隔医療の利用増加に賛成すると主張し、人間の参加者がそれに反対した。

プロジェクト・ディベーターは、IBMが数年にわたって開発しているAIソフトウェアだ。事前に膨大な量の文書を分析しておき、特定のトピックに関する議論を構築する。今回の討論会は、IBMが自社のテクノロジーを宣伝するために開催したものだ。

プロジェクト・ …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. Promotion Emerging Technology Nite #36 Special 【3/9開催】2026年版「新規事業の発想と作り方」開催のお知らせ
  2. EVs could be cheaper to own than gas cars in Africa by 2040 アフリカでEVがガソリン車より安くなる日——鍵は「太陽光オフグリッド」
  3. RFK Jr. follows a carnivore diet. That doesn’t mean you should. 「肉か発酵食品しか食べない」米保健長官が目指す「健康な米国」
  4. Why EVs are gaining ground in Africa アフリカ初のバッテリー工場も建設中、「次のEV市場」は立ち上がるか?
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る