PFNが家庭用ロボ向けソフト開発、「全自動お片づけ」をデモ
お掃除ロボットはいまや家電の定番商品となった。だが、お掃除ロボットはあくまでも掃除機の代わりでしかない。どんなに部屋の間取りを正確に覚えることができても、人間が散らかしたさまざまな物体を片付けてくれたりはしないのだ。
日本の人工知能(AI)ベンチャーであるプリファード・ネットワークス(Preferred Networks)はこのほど、「全自動お片付けロボットシステム」を発表した。トヨタ自動車の生活支援ロボットと同社が開発した深層学習テクノロジーを使ったこのシステムは、部屋の中に乱雑に置かれた洋服やおもちゃ、文房具など、家庭内にあるさまざまな物体を認識して掴み、所定の場所に収納できる。さらに、音声とジェスチャーで収納場所を指示することもでき、さながら人間の「お手伝いさん」のような感覚だ。
散らかった部屋を片付けてくれるロボットは、掃除ロボットとはまったく異なる能力が必要だ。物体を検出・認識し、移動して整理する順番を計画する能力、壊れないように物体を掴んで決まめられた場所に正確に移動させる能力に加え、これらを統合させる能力も必要だ。
PFNは2020年をめどに、家庭用ロボット開発者向けに基盤技術を提供する計画だという。今回の片付けロボットはデモが目的だが、「パーソナルロボットを実用化する上で求められるさまざまな要素が含まれている」(PFNの岡野原大輔副社長)といい、実現すれば家庭内ロボットの普及を強力に後押しすることになりそうだ。
- 参照元: PFN
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