ロシアのハッカー集団が米大統領選に再照準、バイデン陣営攻撃か
11月3日に実施予定の米国大統領選挙を前に、ロシア、中国、イランのサイバー諜報活動が活発化している。前回の大統領選ではトランプ陣営に有利に働いたハッキングや情報戦があったが、今回の事案を見るとそれが継続中であるようだ。 by Patrick Howell O'Neill2020.09.17
マイクロソフトによると、2016年の米国大統領選挙で民主党にサイバー攻撃を仕掛けたロシア軍が関与するハッカーが、米国の200以上の組織(政党やシンクタンク、民主・共和両党のコンサルタントなど)を標的としている。ロシアのサイバー諜報活動についてのマイクロソフトの報告は近年、ますます増えている。
マイクロソフトのトム・バート副社長は、11月3日の大統領選挙に向けた最後の数週間で、ロシア人ハッカーが攻撃への関与を隠すために新たな策略やツール、手段を駆使していると9月10日のブログに記した。ロイターが同日報じた内容によると、ロシア人ハッカーの具体的な標的は民主党の大統領候補ジョー・バイデン陣営だったという。バイデン陣営の助言企業、SKDKニッカーボッカー(SKDKnickerbocker)にフィッシング攻撃が仕掛けられたとしている。いずれの攻撃も失敗に終わった。
マイクロソフトが「ストロンチウム(Strontium)」と呼ぶこのロシア人ハッキンググループは、「ファンシーベア(Fancy Bear)」や「APT28」として広く知られ、ロシア軍の情報機関である「グル(GRU)」を拠点に活動していると考えられている。2016年、当時の民主党大統領候補だったヒラリー・クリントン陣営に対抗して、トランプ陣営に有利に働いたハッキングや情報戦争があ …
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