フラッシュ2022年2月24日
-
テレワーク率、コロナ禍でほぼ横ばい=慶應大調査
by MITテクノロジーレビュー編集部 [MIT Technology Review Japan]慶應義塾大学の研究チームは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大を受けた「テレワークに関する就業者実態調査」の第6回目にあたる、2022年2月実施のアンケート調査結果を発表した。
慶應大学がシンクタンクのNIRA総研と共同で2020年4月から定期的に実施しているもので、調査対象は全国の就業者1万人。一連の調査結果によると、全国のテレワーク利用率の推移は2020年6月以降、おおむね横ばいで推移し、オミクロン株による感染拡大を受けた直近の1月は17%だった。ただし、テレワークの頻度は2021年12月から増加しており、感染状況に応じて変化していることが分かった。
メンタルヘルスの状態では、2020年3月から2021年9月にかけて、一貫して改善傾向がみられた。だが、2021年9月と2022年1月の結果は変わらず、メンタルヘルスの改善傾向は止まりつつある。コロナ禍のメンタルヘルスは年齢階層による違いが大きく、40代以下の人は50代以上の人に比べて、悪い状態にあるという。
(中條)
-
- 人気の記事ランキング
-
- Why Chinese manufacturers are going viral on TikTok 「ほぼエルメス」を工場直送 中国の下請け企業が ティックトックで反旗
- AI companions are the final stage of digital addiction, and lawmakers are taking aim SNS超える中毒性、「AIコンパニオン」に安全対策求める声
- Here’s why we need to start thinking of AI as “normal” AIは「普通」の技術、プリンストン大のつまらない提言の背景
- How creativity became the reigning value of our time 誰もが疑わない現代の価値観 「創造性」という幻想は いかにして創り出されたか