Siriの台本作家が語った、「AIのセリフを考える」という仕事
AIを搭載したバーチャルアシスタントは、何を言うかをどのように判断しているのだろうか? そのセリフは台本作家が編み出している。
たいていの人は、バーチャル・アシスタントとの会話を何らかの処理に関連して使っている。やりとりは、「アレクサ(Alexa)、ペーパータオルを注文して!」や「Siri(シリ)、ブルース・スプリングスティーンの『明日なき暴走』をかけて!」といったものだ。台本作家は、ユーザーが求める目標を達成するのを助ける最善の方法を学ばなければならない。それと同時に、ひねりや返しも考え出す必要がある。
Siriの台本作家であり、クリエイティブ・ディレクターでもあるアップルのマリアナ・リンは、パリ・レビュー(Paris Review)において以下のように述べている。 「AIのために台本を書くことは、不条理劇を書くことに少し似ています。人物には個性があり、一定の目標が念頭にあります。けれども、他の登場人物、人間が何を言ったり行なったりするかは何の保証もないのです」。
バーチャル・アシスタントの台本作家は、ハリウッドの劇作家や詩人にとっては新たな活路である。だが、AIの台本を書くことは、台本作家が食べていくこと以上の意義がある。リンの目標は、AIと人間との会話の深さ、複雑さの制限をなくすることだという。それが「私たちの生活に活気のある会話」を生み出すと確信しているのだ。
- 参照元: The Paris Review
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