エヌビディアがAIチップ発表、1万5500枚/秒の画像処理を実現
ゲームによく使われる超高速の画像処理装置(GPU)チップを製造するエヌビディアは、人工知能(AI)と高性能計算(HPC)向けの新たなチップ・プラットフォーム「HGX-2」を5月29日に台湾で発表した。
シリコンアングル(SiliconAngle)によると、HGX-2は、クラウド上でAIタスクを処理するために、最新GPUを16基統合しているという。
AIシステムの訓練には大量のデータが用いられる。そのため、数値演算の処理速度は速ければ速いほどよい。 エヌビディアによると、今回発表した新しいプラットフォームは、画像を用いた訓練で、1秒間あたり1万5500枚の処理速度を達成したという。
AIクラウド市場を虎視眈々と狙っているのは同社だけではない。インテルはAI専用のチップを開発中であり、 フェイスブックのようなAIを使用する企業のいくつかは独自チップを開発している。
AI向けクラウド・コンピューティングを強化できれば、オンライン・コンテンツの取り締まりから、自動運転車の運転に至るまで、さまざまな分野の進歩を加速するのに役立つはずだ。
- 参照元: SiliconAngle
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