KADOKAWA Technology Review
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気候変動/エネルギー 2025年9月の記事

  1. Fusion power plants don’t exist yet, but they’re making money anyway
    稼働ゼロでも巨額調達、なぜ「核融合」に資金が集まるのか?
    核融合企業コモンウェルスが石油大手エニから10億ドルの電力購入契約を獲得。だが商用原子炉はまだ存在せず、実証炉すら未完成だ。ここ数年で注目が高まる核融合だが、稼働炉ゼロのまま数十億ドルが流入している。 by Casey Crownhart2025.9.30
  2. 核融合のコモンウェルスが10億ドルの契約獲得、石油大手エニが顧客に
    MIT発の核融合企業コモンウェルス・フュージョン・システムズが、イタリアの石油大手エニから10億ドルの電力購入契約を獲得。2030年代稼働予定の商用核融合発電所「アーク」からの電力供給で合意した。グーグルに続く大口顧客の獲得で、核融合発電の実用化に弾みがつく形だ。 by Casey Crownhart2025.9.24
  3. グリーン水素に急ブレーキ、いま知っておきたい3つの動向
    水素エネルギーへの期待が現実の壁にぶつかっている。IEAは最新の報告書で、2030年のクリーン水素生産予測を初めて下方修正した。米欧ではプロジェクト中止が続く一方、中国は電解装置で圧倒的優位を築く。 by Casey Crownhart2025.9.19
  4. 「ろうそくの灯」が原点、ナトリウム電池革命に挑むアフリカ出身のMIT研究者
    エチオピアに生まれ、安定した電力供給を受けずに育ったMITのアバテ助教授は、持続可能なエネルギーの安定供給の研究に取り組んでいる。現在注力しているのは、エネルギー密度の高いナトリウム電池と、地下の熱と圧力を利用するアンモニア製造の2つだ。 by Casey Crownhart2025.9.19
  5. 米テキサス州が「培養肉」2年間禁止、企業側は反発 訴訟へ
    米テキサス州は9月1日から培養肉の販売を2年間禁止する措置を発効した。企業側は「業界を潰すのが目的」と反発、ワイルドタイプ・フーズとアップサイド・フーズは州を相手に訴訟を起こしている。 by Casey Crownhart2025.9.14
  6. AI is changing the grid. Could it help more than it harms?
    AIの人気が高まるにつれて、大規模データセンターのエネルギー需要が急増しており、電力料金が高騰している地域も存在する。一方、需要予測などに使うことで、AIは送電網全体に正味でプラスの効果をもたらすとの主張もある。 by Casey Crownhart2025.9.12
  7. Inside the controversial tree farms powering Apple's carbon neutral goal
    アップルなどのテック企業が巨額を投資する「疑惑の森」の正体を探るため、ブラジル・セラードの奥地へ向かった。驚くべき生物多様性に満ちた保護区の近くには、24時間体制でユーカリを植え続ける巨大産業があった。 by Gregory Barber2025.9.10
  8. How Trump is helping China extend its massive lead in clean energy 
    米クリーンテック支援削減は「中国への贈り物」 太陽光の教訓生きず
    トランプ政権のクリーンテック部門への締め付けは、経済や国際協調にも悪影響しかなく、最大のライバルである中国を利することになる。 by James Temple2025.9.9
  9. Inside the controversial tree farms powering Apple's carbon neutral goal
    「カーボンニュートラル」を掲げるアップル・ウォッチのパッケージに印刷された小さな緑の葉。その背後には、同社が設立した2億ドル規模の環境基金が投資するブラジルの巨大ユーカリ植林事業があった。「緑の砂漠」とも呼ばれる現地を訪ねると見えてきたものとは。 by Gregory Barber2025.9.8
  10. This American nuclear company could help India’s thorium dream
    米国政府は、米企業が自社開発した原子炉用燃料をインドに輸出することを承認した。既存の加圧水型重水炉で利用できるこの新燃料は、放射性廃棄物の生成を従来より減らせ、燃焼効率を高められるため、インドの原子力産業に革命をもたらす可能性がある。 by Alexander C. Kaufman2025.9.4
  11. 3 problems with Google’s AI energy use data
    AIの電力消費は意外に少ない? グーグル報告書の3つの落とし穴
    グーグルが発表したGeminiの電力消費量の数値を見ると、AIのエネルギー需要については心配する必要がないと思うかもしれない。だが、それは正しい解釈ではない。 by Casey Crownhart2025.9.2
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