KADOKAWA Technology Review
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コンピューティング 2019年9月の記事

  1. Here’s what quantum supremacy does—and doesn’t—mean for computing
    グーグルが世界初の「量子超越性」を実証したとの報道を受けて様々な憶測が乱れ飛んだが、少なくともその一部は、今回の成果をひどく誇張したものに過ぎない。グーグルが同社の量子プロセッサーで達成したと思われること、量子超越性を取り巻く誤解について改めて説明しておこう。 by Martin Giles2019.9.27
  2. オーストリア科学技術研究所の研究者は、マイクロ波光子のもつれを利用することで、低出力で機能する量子レーダーを作成した。ステルス型レーダーや生物医学的な分野での応用が期待できる。 by Emerging Technology from the arXiv2019.9.19
  3. MITの研究者たちが、超伝導ナノワイヤーを用いて、生物のニューロンに似た特性を持つ人工ニューロンを設計した。実行速度と消費電力の両面で、生物のニューラル・ネットワークに匹敵する性能を持つデバイスを構築する基盤となる可能性がある。 by Emerging Technology from the arXiv2019.9.13
  4. ストーカーウェア被害撲滅へ、ニューヨーク市が独自の取り組み
    夫婦や交際相手などから受ける虐待に最新のハイテクツールやストーカーウェアが使われているという。ニューヨーク市政府は事態を改善するため、テクノロジストと家庭内暴力の被害者を結びつけるプログラムを実施して成果をあげている。 by Patrick Howell O'Neill2019.9.9
  5. ハッカー惑わし攻撃防ぐミシガン大の新型チップ
    ミシガン大学の研究者らが、幅広いサイバー攻撃に耐性を持つ「モーフィアス」テクノロジーを採用した新型プロセッサーのプロトタイプを開発した。米国防総省の資金援助により開発された同チップは、チップを制御するコードの重要な部分を繰り返し変更することで、ハッカーが脆弱性を悪用できないようにする。 by Martin Giles2019.9.5
  6. Websites have been quietly hacking iPhones for years, says Google
    グーグルの最近の発表によると、Webサイトにマルウェアを仕掛ける「水飲み場型攻撃」により、特定のWebサイトを訪問した何千人ものアイフォーンユーザーがマルウェアに感染し、機密性の高いデータを盗まれた恐れがあるという。アップルがパッチを適用したため、現在は感染の恐れはないが、誰のデータが盗まれたのか、犯人は誰なのかは、未だに分かっていない。 by Patrick Howell O'Neill2019.9.3
  7. The world’s most advanced nanotube computer may keep Moore’s Law alive
    ナノチューブ・チップ実用化へ、MITが16ビットプロセッサー開発
    シリコンチップに比べて高速かつ消費電力が低いカーボンナノチューブのプロセッサーの実現に目途が立ってきた。MITの研究チームは、新たな手法を用いて、これまでに実証された中ではもっとも複雑とされる1万4000個以上のカーボンナノチューブ・トランジスターを搭載し、実際にプログラムを実行できる16ビットプロセッサーを開発した。 by Martin Giles2019.9.2
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