KADOKAWA Technology Review
×
Facebookログイン終了のお知らせ(2026/3/31 予定)

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

造血幹細胞移植、多発性硬化症に効果 国際臨床試験で確認
Zeynep M. Saygin, McGovern Institute, MIT | Wellcome Images
A stem-cell treatment shows promise fighting multiple sclerosis

造血幹細胞移植、多発性硬化症に効果 国際臨床試験で確認

新たな研究成果によると、造血幹細胞移植は効果的であり、以前考えられていたよりも安全であるという。

治療法はこうだ。機能不全になった免疫機能を破壊するために化学療法を使い、その後、患者の血液と骨髄から採取した幹細胞を注入して免疫システムを再構築する。この手法は、寛解と再発を繰り返し、死に至ることもある「再発寛解型多発性硬化症(MS)」の治療に用いられる。

BBCは、米国、英国、スウェーデン、ブラジルの100人の患者を幹細胞療法または薬物治療のグループに分けて治療する国際的な臨床試験の結果を報道した。1年以内にMSが再発した人は、薬物治療グループの39人に対し、幹細胞療法グループでは1人だけだったという。また、幹細胞療法グループの患者は症状が軽減しており、一方で薬物治療組は症状が悪化したことも分かった。

世界中で推定250万人の患者がMSで苦しんでいる。およそ4万ドルの費用がかかる造血幹細胞移植は、これまで通常の治療方法よりもリスクが高いと見られていた。今回の研究によってそうではない可能性が示唆された。

ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe] 2018.03.25, 7:55
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る