地球温暖化抑止は健康にも恩恵、大気汚染の死者激減の試算も
地球の温度上昇を、パリ協定の目標の2 ℃でなく、1.5℃以下に抑えられれば、環境大気汚染による死者を減らせる可能性がある。
世界154大都市の化石燃料プラントから排出される粒子状物質や他の汚染物質の量が減ると、健康面にどのようなメリットがあるか分析した研究が、 ネイチャー・クライメイト・チェンジ(Nature Climate Change)誌に掲載された。クリーン・エネルギーへの移行を促進すれば、今後数十年間だけで、インドのデリーの約400万人を救うのに十分なレベルを削減できるという。
広い視野で考えると、気温上昇をより低く抑えることを目標とすべき理由はたくさんある。たとえば、非常に過酷な熱波、干ばつ、山火事のリスクなどを減らせる。環境科学専門誌エンバイロメンタル・リサーチ・レターズ(Environmental Research Letters)の報告によると、温度上昇を1.5 ℃ に抑えられれば、現在約500万人の住む土地が海面上昇で浸水するのを防げることがわかった。
だが問題は、世界は現在、2 ℃という目標さえも達成できそうにないということだ(「At this rate, it’s going to take nearly 400 years to transform the energy system」を参照)。
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