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アリババ、半導体ライダー搭載の配達ロボを試験中 Alibaba is testing a delivery robot with a revolutionary pair of eyes

アリババ、半導体ライダー搭載の配達ロボを試験中

中国の電子商取引大手のアリババが、半導体ライダー(LIDAR:レーザーによる画像検出・測距)装置を搭載した世界初の無人運転車両を試験中だ。公道を走行するこの配達ロボットの試験は、同社の物流子会社であるケイニアオ(Cainiao)により実施されており、ロボセンス(RoboSense)という別の中国企業が開発した技術を用いている。

巷にはすでに、たくさんの配達ロボットが存在している。しかしそういったロボットは、非常に安価なカメラやレーダーを使って走行している。ライダーを搭載するアリババの無人運転車両は、周囲をはるかに詳細に見ることができるため、ぶつけたり、へこんだりするのをほぼ回避して動き回れるはずだ。

ロボセンスのライダー装置は、レーザー光線を制御するのにMEMS(微小電気機械システム:部品やセンサー、電子回路などを一つの基板に集積したデバイス)のミラーを使用する。自動運転車に使われる部品の中でもライダー・センサーはとりわけ高価な部品の1つである。一般的に言って、半導体ライダーによりコストを抑えられれば、自動運転車はずっと手の届きやすい存在となる可能性がある

今回のアリババの取り組みは、中国の大企業とスタートアップ企業における無人運転技術の研究にかける意気込みを表している。同時に、アリババが人工知能(AI)とロボット工学の両分野にどれほど意欲的になってきているかも示している。

ウィル ナイト [Will Knight] 2018.06.04, 10:28
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