衛星動画ベンチャーにソフトバンクが出資、地上の様子を宇宙から生配信
著名人からの出資を受けたアースナウ(EarthNow)は、地球全体を詳細にリアルタイムで監視する衛星映像システムの商業化を目指している。
4月18日、アースナウはマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ、ソフトバンクの孫正義CEO(最高経営責任者)、エアバスらの出資を受けていることを明らかにした。ただし、それぞれの具体的な出資金額は不明だ。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、アースナウは1基あたり227キログラムの重さの人工衛星500基を打ち上げ、人工衛星ネットワークの構築を計画している。人工衛星には強力なオンボード・コンピューターが複数搭載される。アースナウによると、機械学習機能を備えた地球側のコンピューターと連携して、人工衛星のカメラが撮影した映像をリアルタイムで解釈する予定だという。
利用者は、地球上のあらゆる場所のライブ映像をわずか1秒ほどの遅延で見られるようになる。アースナウは、映像がどの程度の解像度なのか(宇宙から映像を撮影する際には特に重要だ)を含めて、詳細を公表していない。だが、少なくともアースナウが使用例として挙げている、違法漁業の摘発、鯨の移動の追跡、紛争地帯の監視に役立つ程度の解像度はあるはずだ。
- 参照元: WSJ