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CRISPRを使った遺伝子治療、中国ではすでに80人以上で実施済み China is already gene-editing a lot of humans

CRISPRを使った遺伝子治療、中国ではすでに80人以上で実施済み

最新の報告書によると、中国では少なくとも86人の患者が病気を治癒するために、遺伝子編集による治療を受けているという。

中国が2016年から人間に対して遺伝子編集の実験をしていた世界で初めての国家であることはすでに知られている。米国ではこれまでのところ、人間に対するクリスパー(CRISPR)の臨床試験は実施されていない

ウォール・ストリート・ジャーナル紙の1月21日付けの記事によると、クリスパーによる遺伝子編集は、中国の病院では2015年から、がんのような病気の治療に実際に使われてきたという。これまでに86人もの患者が遺伝子編集による治療を受けている。

なぜそのようなことが可能なのだろうか?  米国とは異なり、中国では病院の倫理委員会が臨床研究を承認している。クリスパーの臨床試験は、午後の数時間もあれば承認され得るのだ。

しかし、クリスパーの使用をむやみに推し進めるのは必ずしも得策ではない。遺伝子編集による治療に関してはいまだに、免疫反応から意図しない編集まで安全上の懸念があるからだ。

ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe] 2018.01.23, 13:58
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