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GEが送電網向け蓄電システムを発表、市場成長に期待 GE hopes giant grid batteries can save the planet (and its fortunes)

GEが送電網向け蓄電システムを発表、市場成長に期待

再生可能エネルギーによって発電された電力を円滑に供給するカギは蓄電システムにある。急成長市場への投資に目を向けている巨大エンジニアリング企業は、そう期待しているようだ。

ゼネラル・エレクトリック(GE)は「リザブワー(Reservoir)」と名付けた新システムを発表した。リザブワーは再生可能エネルギーからの余剰電力を蓄えるために送電網に接続された大型電池。太陽光が足りないときや風が吹かないときに、リザブワーは電力需要に応じて送電網へ電力を供給する。リザブワーはスマート放電を利用してバッテリーの実用寿命を延ばし、モジュール式なのであらゆる大きさの蓄電施設に対応できる。

送電網の蓄電システムは急速に成長している。米国エネルギー貯蔵協会(ESA)は、米国内の蓄電量は2018年中に倍増すると予測している。ウォール・ストリート・ジャーナルは、蓄電市場は今後10年間で数千億ドル規模になると報じている。厳しい業績が続くGEは、リザブワーが窮地を救う大きな役割を担うと期待している。

とはいえ、競合もいる。テスラ(Tesla)は南オーストラリアで129メガワットもの巨大な蓄電施設の一部に自社製の蓄電システムを使っている。シーメンス(Siemens)のベンチャー企業であるフルーエンス(Fluence)はカリフォルニアに蓄電施設を構築しており、テスラの3倍もの規模になる予定だ。一方、GEのリザブワーによる蓄電システムは、現段階ではわずか20メガワットである。

ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe] 2018.03.09, 7:55
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