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中国の研究者が培養した耳の移植に成功、3Dプリンター活用で
Jiao Tong University in Shanghai
Kids are getting replacement ears made from their own cells

中国の研究者が培養した耳の移植に成功、3Dプリンター活用で

中国の研究者が 、5人の子どもたちでヒトの細胞を新しい耳に成長させたと発表した。

方法はこうだ。まず3Dプリンターを使って、患者の健康な方の耳を鏡像反転させたレプリカを作成する。次にそれをスキャフォールド(足場)として、患者の身体から採取した軟骨形成細胞を播種する。それをペトリ皿の中で培養した後、患者の側頭部から伸張された皮膚の下に移植する。

上の写真は、左上が手術後1カ月のもので、右下が手術後30カ月のものだ。ニュー・サイエンティスト(New Scientist)は、耳の形状、大きさ、角度は納得のいくものだと報じている

だが、作成した耳の外見にはまだ改善の余地があり、患者の人生を変えることができるかは不明だ。 手順のいくつかの部分で、安全性に疑問を呈している研究者もいる。

組織工学(ティッシュ・エンジニアリング)において、こうした複雑な形状を再生させることは困難な課題になっている。今回のアプローチは、他の複雑な身体部分においても、新しい再生方法を切り開くかもしれない。

ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe] 2018.01.31, 13:22
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