KADOKAWA Technology Review
×

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

ほぼ地図不要の自律自動車システム、MITチームが開発 Self-driving cars are useless without specialized maps—this invention could free them

ほぼ地図不要の自律自動車システム、MITチームが開発

新しいソフトウェアの導入で、ロボット自動車は田舎への長時間ドライブにより上手く対処できるようになるかもしれない。

現在試験中の自律自動車は、細部まで正確に描かれた地図が用意された道路を走行しているだけだ。これには大量の記憶容量が必要で、「小都市の地図でさえ数ギガバイトにもなりがちです。地図を全国にまで拡大すると、信じられないほど高速のネット接続と大容量サーバーがいくつも必要になるでしょう」とマサチューセッツ工科大学(MIT)コンピューター科学・人工知能研究所(CSAIL)の大学院生テディ・オートは話す。

CSAILチームによる、より順応性のあるマップライト(MapLite)と呼ばれる新しい方法は、シンプルなGPSデータを使って目的地までの経路を作成し、ライダー(LIDAR:レーザーによる画像検出・測距)センサーが経路に沿って導く。センサーは車の約30メートル以上先の縁石までの距離や道路の状態を予測する。

従来の労働集約的な地図システムでは、自律自動車を大規模に展開していくことは難しい。詳細なデータがない、状態が悪い、あるいは照明のない道路でも自律自動車は走行しなければならないからだ。マップライトはこれまでマサチューセッツ州の田舎でのみテストされただけだが、ロボット自動車をもっと有能なドライバーに変えてくれるかもしれない。

エリン・ウィニック [Erin Winick] 2018.05.08, 11:58
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る