KADOKAWA Technology Review
×

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

テック業界で「お手頃価格」のカナダが人気、新たな中心地に
Scott Webb | Unsplash
Toronto is the center of new technology jobs in North America

テック業界で「お手頃価格」のカナダが人気、新たな中心地に

カナダ最大の都市、トロントは何万人もの新しい労働者を惹き付けている。

不動産サービス企業のCBREの調査によると、2017年、トロントでは2万9000件近くテック関連職が増えたという。2016年と比較して14%以上の増加だ。テック関連職増加リストで第2位の都市であるシアトルが8200件、僅差で3位となったニューヨークが8100件だ。CBREによると、トロントの商業地区におけるオフィス・スペース需要の3分の1はテック企業によるものだった。

トロントでテック関連職が増えた理由は、カナダの人件費や不動産価格の低さだとしている。米国と比べ全体的にカナダは「お手頃価格」で、フェイスブックなどの企業を惹き付けている

カナダの別の都市もまた、テクノロジー産業を背景に成長が見込まれている。首都オタワは全労働者に対するテクノロジー労働者の割合が最も高いのだ。この人材すべてが、カナダが人工知能(AI)分野のリーダーであると胸を張っていえるように、カナダを後押ししてくれる可能性がある。

エリン・ウィニック [Erin Winick] 2018.07.25, 12:55
生成AI革命

自然な文章を生成するチャットGPT(ChatGPT)/GPT-4などの大規模言語モデル、テキストから画像を生成できるDALL·E 、Stable Diffusion、Midjourneyなどの拡散モデルの登場は、私たちの生活やビジネスを大きく変えようとしている。
人工知能(AI)の新時代を牽引する「生成AI(ジェネレーティブAI)」革命の最前線を追う。

記事一覧を見る
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る