KADOKAWA Technology Review
×

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

ドローンでマック配達、ウーバー・イーツが米国で新サービス
Uber
Uber says it will start delivering McDonald’s by drone this summer

ドローンでマック配達、ウーバー・イーツが米国で新サービス

ウーバー(Uber)の航空部門であるウーバー・エレベート(Uber Elevate)は、今夏にサンディエゴで、マクドナルドやその他の地元レストランからの出前サービスを開始する。ブルームバーグ(Bloomberg)が報じた。値段は標準的なウーバー・イーツ(Uber Eats)の宅配と同じになるだろうが、最終的にはドローンの方が早く届くはずだとウーバーは述べている。しかし、サービス開始までに乗り越えなければならないハードルがいくつかある。

ウーバーはまだ、連邦航空局からサービスの許可が下りるのを待っているところだ。同社は2023年までに複数の国でドローンによる料理の配達サービスを提供すると発表している(もっとも、昨年は2021年までと言っていたので、話半分に聞いておく方がよいかもしれない)。

さらに、正直なところ、今回試行する宅配のプロセスは少し変則的だ。直接に家に届ける代わりに、ドローンは指定区域まで飛び、そこで配達人たちが商品を受け取って玄関先に届ける。

将来は、ドローンで料理を運んでもらうだけでなく、自らもドローンで移動したいと人々が考えるようになるとウーバーは踏んでいる。ロイター通信によると、ウーバーが計画する空飛ぶタクシー・サービスの3番目の試験地として、オーストラリアのメルボルン市が挙がっているという。市内の7つのショッピングセンターから主要国際空港へ旅客を運ぶサービスだ。19キロメートルの空の旅の時間は10分。普通なら車で25分の距離だ。

シャーロット・ジー [Charlotte Jee] 2019.06.14, 6:45
10 Breakthrough Technologies 2024

MITテクノロジーレビューは毎年、世界に真のインパクトを与える有望なテクノロジーを探している。本誌がいま最も重要だと考える進歩を紹介しよう。

記事一覧を見る
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
【春割】実施中! ひと月あたり1,000円で読み放題
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る