産業機械に眠るデータを宝に——米VBが描く「稼働し続ける世界」
世界中のデータの大半は活用されていない。スタートアップ企業のアップテイク(Uptake)は、産業機械から生み出される大量のデータに人工知能(AI)を適用することで、新たにセンサーを増設することなく、機械のダウンタイムを最小限に抑えられるとしている。 by Erin Winick2018.09.18
世界のデータの大半は怠け者だ。産み落とされるやいなや、世界のデータベースの深淵に放置され、眠ったままだ。コンサルタント会社のIDCによると、活用されているのは世界中のデータの0.5%にも満たないという。
アップテイク(Uptake)のガネーシャ・ベル社長は、9月12日に開催されたMITテクノロジーレビュー主催のカンファレンス「EmTech(エムテック)」で、聴衆にこう語った。「いまや無数の機械がものすごい勢いでインターネットに繋げられています。しかも、すでにインターネットに繋げられた機械からも、大量のデータが生み出されているのです」。
だが、大抵の場合、データの放つ声に耳を傾ける者はいない。ベルの言葉を借りるならば、それはあたかも、機械がフェイスブックやツイッターで1日に数百件もの更新や投稿していながら、1件も「いいね …
- 人気の記事ランキング
-
- The UK’s generational tobacco ban might not work. I’m supporting it anyway. 2009年以降生まれには一生売らない——英「たばこ根絶」への賭け
- Promotion Call for entries for Innovators Under 35 Japan 2026 「Innovators Under 35 Japan」2026年度候補者募集のお知らせ
- Four nuclear reactors hit a big milestone in the US 米原子炉スタートアップ4社が臨界達成、原発新時代の幕開けか?
- Interview with Prof. Keisuke Fujii 量子コンピューター、「設計思想」を問う段階へ——藤井啓祐教授に聞く
- The $400 million machine powering the future of chipmaking 世界の半導体を支える 見えざる巨人ASML その牙城は崩せるか?
