KADOKAWA Technology Review
×
【4/24開催】生成AIで自動運転はどう変わるか?イベント参加受付中
「民間初」の月面着陸目指す
イスラエル探査機が打ち上げ
Jewish Telegraphic Agency
カバーストーリー 無料会員限定
The first privately funded trip to the moon is about to launch

「民間初」の月面着陸目指す
イスラエル探査機が打ち上げ

イスラエルの民間団体であるスペースILが開発した月面探査機「ベレシート」が、2月21日にスペースXのファルコン9ロケットで打ち上げられた。計画通りに事が運べば、4月11日にも月面に軟着陸する。もし、ベレシートの月面軟着陸が成功すれば、民間団体としては初の快挙であり、国としては米国、ロシア、中国に続く4番目となる。 by Erin Winick2019.02.25

10年以上前にグーグルとXプライズ財団は、民間による初の月面探査ミッションの成功を競うコンテスト「グーグル・ルナ・エックス・プライズ(GLXP:Google Lunar X Prize)」に2000万ドルの賞金を用意した。グーグル・ルナ・エックス・プライズは2018年1月に、受賞者がないまま終了が公式に宣言されたが、コンテストの元参加者が新たな挑戦をしている。イスラエルの民間団体であるスペースIL(SpaceIL)の月面探査機「ベレシート(Beresheet)」が、スペースXの「ファルコン(Falcon)9」ロケットに搭載されて、米国東部時間の2月21日午後8時45分にフロリダ州ケープ・カナベラル発射基地から打ち上げられた。

エックス・プライズの継続的なインパクト

グーグル・ルナ・エックス・プライズが発表された2007年以降に、月に到達した探査機はたった4機だ。これらはすべて政府の資金によるもので、中国が打ち上げた2機だけが月面を動き回ることができた。月面を移動することは、グーグル・ルナ・エックスプライズが掲げたミッションの1つだった(「時間切れ」の月面探査コンテストが育んだ、宇宙ビジネスへの夢」を参照)。

2018年3月31日付けでグーグル・ルナ・エックスプライズが打ち切りとなった時、金銭面のことは話題に上っていない。しかしコンテストに参加した多くのチームにとっては、それが切実な問題となっている。スペースILの探査機が最初に打ち上げられてから、コンテストの元参加者らの少なくとも5つが現在、打ち上げ契約を確保しており、今後2年間のうちに月へ飛び立つことになっている。月面着陸を許可された初めて民間企業であるムーン・エク …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
【春割】実施中! ひと月あたり1,000円で読み放題
10 Breakthrough Technologies 2024

MITテクノロジーレビューは毎年、世界に真のインパクトを与える有望なテクノロジーを探している。本誌がいま最も重要だと考える進歩を紹介しよう。

記事一覧を見る
気候テック企業15 2023

MITテクノロジーレビューの「気候テック企業15」は、温室効果ガスの排出量を大幅に削減する、あるいは地球温暖化の脅威に対処できる可能性が高い有望な「気候テック企業」の年次リストである。

記事一覧を見る
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る