KADOKAWA Technology Review
×
夏割実施中!購読料20%オフ。
「民間初」の月面着陸目指す
イスラエル探査機が打ち上げ
Jewish Telegraphic Agency
カバーストーリー 無料会員限定
The first privately funded trip to the moon is about to launch

「民間初」の月面着陸目指す
イスラエル探査機が打ち上げ

イスラエルの民間団体であるスペースILが開発した月面探査機「ベレシート」が、2月21日にスペースXのファルコン9ロケットで打ち上げられた。計画通りに事が運べば、4月11日にも月面に軟着陸する。もし、ベレシートの月面軟着陸が成功すれば、民間団体としては初の快挙であり、国としては米国、ロシア、中国に続く4番目となる。 by Erin Winick2019.02.25

10年以上前にグーグルとXプライズ財団は、民間による初の月面探査ミッションの成功を競うコンテスト「グーグル・ルナ・エックス・プライズ(GLXP:Google Lunar X Prize)」に2000万ドルの賞金を用意した。グーグル・ルナ・エックス・プライズは2018年1月に、受賞者がないまま終了が公式に宣言されたが、コンテストの元参加者が新たな挑戦をしている。イスラエルの民間団体であるスペースIL(SpaceIL)の月面探査機「ベレシート(Beresheet)」が、スペースXの「ファルコン(Falcon)9」ロケットに搭載されて、米国東部時間の2月21日午後8時45分にフロリダ州ケープ・カナベラル発射基地から打ち上げられた。

エックス・プライズの継続的なインパクト

グーグル・ルナ・エックス・プライズが発表された2007年以降に、月に到達した探査機はたった4機だ。これらはすべて政府の資金によるもので、中国が打ち上げた2機だけが月面を動き回ることができた。月面を移動することは、グーグル・ルナ・エックスプライズが掲げたミッションの1つだった(「時間切れ」の月面探査コンテストが育んだ、宇宙ビジネスへの夢」を参照)。

2018年3月31日付けでグーグル・ルナ・エックスプライズが打ち切りとなった時、金銭面のことは話題に上っていない。しかしコンテストに参加した多くのチームにとっては、それが切実な問題となっている。スペースILの探査機が最初に打ち上げられてから、コンテストの元参加者らの少なくとも5つが現在、打ち上げ契約を確保しており、今後2年間のうちに月へ飛び立つことになっている。月面着陸を許可された初めて民間企業であるムーン・エク …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
【夏割】実施中!年間購読料20%オフ!
人気の記事ランキング
  1. What’s behind this summer’s heat, and why 2027 could be worse 記録ずくめの猛暑の夏、しかし本番は来年かもしれない
  2. Scientists just created female clones of male mice オスのマウスからメス作製、日本チームが遺伝子編集で性逆転に成功
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る