KADOKAWA Technology Review
×
来れ、若きイノベーター! Innovators Under 35 Japan 2022 応募受付中!
AIチップ大競争に新顔
ゲイツらが出資する
光チップベンチャーが始動
LIGHTWAVE LAB @ PRINCETON UNIVERSITY
知性を宿す機械 無料会員限定
Bill Gates just backed a chip startup that uses light to turbocharge AI

AIチップ大競争に新顔
ゲイツらが出資する
光チップベンチャーが始動

プリンストン大学の研究者らによる光学チップの開発会社が、ビル・ゲイツやウーバーのCEOらから900万ドルの初期資金を調達した。大量データの並列処理を得意とし、エネルギー効率に優れた光学チップは、人工知能(AI)の新たなブレークスルーになるか。 by Martin Giles2019.06.17

より高速なプロセッサーからより安価なデータ・ストレージまで、コンピューティングの進歩は新たな人工知能(AI)時代の幕開けに火を点けた。そして現在、さらに高速かつエネルギー効率に優れるAIモデルへの要求の高まりによって、半導体にイノベーションの波が起こっている。

新型チップによってAIを加速させるという野心的な計画を持つルミナス・コンピューティング(Luminous Computing)は、ビル・ゲイツやウーバーのダラ・コスロシャヒCEO(最高経営責任者)をはじめとする著名投資家から最近、900万ドルのシード資金を調達した。従来の半導体は電子を利用してAIモデルを駆動するための高度な数学的計算を実行するが、ルミナスは電子の代わりに光を利用して計算を実行する。

自律自動車やドローンのメーカーをはじめとする多くの業界が、さまざまな機械により多くのAIを搭載しようと試みている。だが、広く一般に使われているCPUのような電気的チップは多くの電力を必要とし、十分な速度でデータを処理できない可能性があるため、そのようなタスクでの利用には理想的とは言えない。

電力や処理速度の制限は停滞や遅延を引き起こす。研究論文のための機械学習の結果がなかなか出てこないのもイライラするが、AIアルゴリズムを搭載した車で混み合った道路を走っている場合には事態ははるかに深刻だ。

このボトルネックは悪化している。非営利の研究機関であるオープンAI(OpenAI)の研究によると、最大規模のAIモデルを訓練するのに必要なコンピューティングパワーの量は、3カ月半ごとに倍増しているという。

ルミナスのCEOで共同創業者であるマーカス …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
購読キャンペーン実施中
こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
購読キャンペーン実施中
日本発「世界を変える」35歳未満のイノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を発信する。

記事一覧を見る
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.7
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.7世界を変える10大技術 2022年版

パンデミック収束の切り札として期待される「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)飲み薬」、アルファ碁の開発企業が作った「タンパク質構造予測AI」、究極のエネルギー技術として期待が高まる「実用的な核融合炉」など、2022年に最も注目すべきテクノロジー・トレンドを一挙解説。

詳細を見る
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る